病気と恋愛

昨日友人2名と飲んでるときに出た会話。友人B(男性)の以前付き合ってた彼女の話になった。向こうから振ってきたけど、今でも彼女から電話がかかってくるとのこと。かといって元に戻るとかそういう要素は何もなく、寂しい時や辛い時に一方的にかけてくるらしい。Bは彼女にまだ気持ちが残っているので、正直蛇の生殺し状態。「そんなの都合良く思われてるだけじゃん。もう電話してこないでって言えば?。」と事情を良く知らない私が言ったところ、「それがそうきっぱり言えない相手なんだよ。」と。Bの元彼女は原因不明の脳の病気を持っていて、今のところ生命にかかわる病状ではない代わりに完治もしないという苦しい状況なのだった。その彼女に会った事がある友人A(女性)が言うには「こう言ったらなんだけどBの元カノって不幸自慢ってとこあったよね。」と。病気が辛いのは分かるし、将来の不安も分かる。Bももちろんそういう彼女の気持ちや病状を理解した上で付き合っていたわけだし、そんな彼女を支えていたわけだけれども彼女からしてみれば「どうせ他人事なんでしょ。」となってしまってたみたい。Aは続けて「いっしょにバーベキューとかしてもいつもつまんなそうな顔してて、一人で車に戻ったり、こっちが気を使って声かけても無視するしなんか感じ悪い子だったよ。Bには悪いけど。」Bはやっぱりそんな彼女のフォローをしていて、「あの時は体調が良くなかったんだよ。ほんとうはいい子なんだ。」って言ってるのがなんだか痛ましかった。お互いの努力だけではどうしようもない恋愛っていうのもあるのかも。彼女だってBのことが好きだったんだろうし、自分の病気の恐ろしさやBを巻きこんでしまうことへの申し訳なさみたいなものもあっただろうし、でも精神的に不安になってBに対して当たってしまったりといろいろあったんじゃないかなーと、他人の私はそれくらいしか思い当たらなくて歯がゆいけど。そういうことを含めて恋愛って深いし大切だけど、今の私にはそんな重荷は背負ってる余裕がないのが現実だったり。ちなみにBはその彼女のことをようやくふっきって新しい恋愛に向かっていくところなので、応援よろしく。